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団体情報

CREATEとは
CREATEとは

Challengers of Rocket Engineering and Avionics at TokyoTech​を略してCREATE​という団体名になっています。

CREATEはハイブリッドロケットの開発・製作・打上げを行う,東京工業大学の技術系公認サークルです。

 

部員は自分達で設定した目標に向けて日々技術開発・製作に勤しんでいます。

到達高度の高高度化といった長期に渡る開発に取り組む傍ら,ユニークなミッションを設定した機体を作ることもあります。

CREATEにはロケット・宇宙好きはもちろん,航空機・エンジンに興味がある人や単にモノづくりがしたいという人も在籍しています。

工学院のみならず理学院から生命理工学院まで幅広い専攻の学生が集まっていることも特徴です。

CREATEの歴史
CREATEの歴史
班紹介
班紹介

CREATEでは以下の4つの班に分かれて活動を行っています。

構造班

構造班は機体の設計や製作を担当しています。おそらくモノづくりと聞いたときに皆さんが最もイメージしやすいであろう班です。

設計・強度解析はPC上でCAD・CAEソフトを用いて行います。アルミ合金などの材料を、学内のものつくり教育研究支援センターにある工作機械を使って自らの手で加工します

機体だけでなく、活動していくうえで必要となる治具・設備などの加工も行います。また、最近では自作エンジン​、自作タンクの加工技術確立にも力を入れています。

加工・設計の能力は机の上の勉強だけでは身に付きません。実践を繰り返す中で手に技をつけていきます。無垢の金属の塊から自分で設計した通りの部品を作り、多くの部品を組み合わせて機体が完成した時の感動は何とも言えません!

作業・設計時には班員と繰り返し議論してブラッシュアップしていくため、班員同士の仲も密になりますよ。

電装班

電装班では機体に搭載する電子機器の設計、製作、プログラミングを担当します。


これらの電子機器はロケット飛行中に周囲の気圧や加速度、角速度、GPSの位置情報などを収集します。そして収集した情報から状況を判断し、パラシュートを展開したり無線で位置を発信したりします。


パラシュートを開くことでロケットを安全に地面に落下させられるようになりますし、位置情報を送信することによって落下したロケットを発見しやすくなります。ロケットを安全に飛ばすためには不可欠な技術を担当しているのです。

また、ロケットに搭載するための小型化、発射時やパラシュートを開放した時の衝撃への耐性など、普通の電子工作とは違う技術が求められ、やりごたえがあります。


電装班では現在姿勢推定のために高速でセンサーからデータを読み出す技術を開発しています。ロール方向の姿勢制御は成功したため、今後はピッチやヨー方向の制御を目指していきます!
 

推進班

推進班は主に自作エンジンの製作と試験、供給系の管理維持などを行っています。設計から製作、運用まで幅広い過程に関われます。

ロケットの打上に当たっては直前に酸化剤を充填する必要があります。しかし、打上げ時にロケットの近くにいては大変危険です。そのため推進班は遠隔から酸化剤の供給を行うための装置(GSE)の開発・維持・運用を行います。発射ボタンを押す権利があるのはこの班だけですよ!

また、ロケットを打ち上げる前には、本番で正しくエンジン・供給系が動作するかの事前試験を行う必要があります。そのため年数回地上燃焼試験を行います。空気を震わすエンジンの燃焼は大迫力です!

さらに、近年では自作エンジンの開発に力を入れています。ロケットの心臓部であるロケットエンジンを製作するには様々な知識が必要で、その過程では多くの問題点もでてきます。しかし、そうした困難を試行錯誤で乗り越え、苦労して完成させた自作エンジンが燃えた時には、言葉にならないような喜びを感じることができます。

皆で完成させたロケットを自分たちの手で必ず打ち上げてやるという使命感の下、射場最前線の空気は緊張と誇りにあふれています。

今後はロケットに搭載できるエンジンを開発し、さらに強力にしてロケットの高高度化を目指していきます!

構造班
電装班
推進班
シミュレーション班
シミュレーション班

シミュレーション班では、主にロケットの空力特性解析や飛行経路シミュレータの開発・運用を行っています。

ロケットの空力特性の解析はCFDを、飛行経路は自作シミュレータSpicaを用いて計算しています。

製作したロケットがどのように飛行するか、どこに着地するのかなどをシミュレーションすることで、ロケットが安全に飛行しミッションを確実に遂行出来るかを評価しています。つまり、シミュレーション班は本番一発勝負の打上実験を安全かつ確実に成功させるための要なのです!

その他にも、過去の飛行データの解析も行います。これにより、ロケットの飛行中の挙動を理解したり、新しいロケットの設計提案に繋げたりします。

このようにシミュレーション班は実際のモノこそ扱いませんが、ロケット製作において重要な役割を果たしています。

現実の事象を理論・数式に落とし込み、シミュレーションしていくのはとてもワクワクします!今後はSpicaの改良や知識の継承を継続的に行っていきます。また、ロケットの空力設計にも挑戦したいと思っています!

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